ちゃんとリサイクル
ごみの収集事例を東京都の府中市(人口約21万人)でみてみましょう。
府中市では廃乾電池、蛍光灯管、体温計を「有害ごみ(水銀含有物)」に指定し、市の施設、公会堂、電気店などの協力で有害ごみ専用の回収容器を設置して、そこに収集車が1ヶ月1~2回の割合で回収に赴いています。
このうち、電気店については東京電気商業組合府中支部と市長との間で覚書を交わしましたが(1984年)、それによると電気店は、家庭生活から発生する廃乾電池や蛍光灯管のうち、府中市民が持参するものについてはこれを引き取ります。
他方、市はおおむね月1回程度、電気店に保管されているこれらの有害物を回収するのです。
こうして府中市では、電気店や市の施設などに合わせて215ヵ所に回収容器が設置されており、1989年度には廃乾電池で36トン、蛍光灯管で26トン、計62トンの回収実績をおさめました。
有害ごみ(市は市民向けのパンフレットでもこう呼んでいます)の処理費は88年度で922万円、トン当たり15万円余りとなっています。
コストは少々高くつこうとも、有害物は適正に処理し、リサイクルトナーのように再利用しようというのが市の方針なのです。