"原因病" 2

ありのままを思い出して描(書)けばよいのですが、このとき多くの人は、失敗の原因を決めつけて、それを書き出すのです。


原因を考えるのではないということは承知しており、しかも、ちょっと調べれば、その決めつけが誤っていることはすぐわかるのに、です。


他から再三にわたる指摘を受けて、やっと表面上ではそれらしきものは姿を消すが、頭の中は依然として原因に支配されたままです。


社会的な現象としてこれがはっきり見られるのは、大事故が起きたときのマスコミの報道です。


事故の様子さえはっきりしないうちから、原因の詮索がなされていきます。


例外なくと言ってよいでしょう。


そうしないと、視聴者が納得しないからでしょう。

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