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2011年02月 アーカイブ

東京湾とは何か 2

もう一つ大事なことは、東京湾に面した埋立地の面積は、たかだかこの半世紀の間に埋め立てられたにもかかわらず、世界中のどこの湾に比較しても大きいことです。


君津の新日鉄の埋立地からぐるりとまわって横浜市にある金沢地先までの水際線の長さは、埋立地の凸凹を無視してなめらかな曲線であるとすると、大体100キロくらいでしょう。


埋立地の奥行きを平均2キロとすると、東京湾の埋立地の面積はほぼ200平方キロということになります。


第二次大戦以降実際に埋立てられた面積は、240平方キロです。


埋立地240平方キロのうち、現状を無視して、200平方キロを住宅市街地として使うことを考えてみます。


理想的な一戸建住宅地とされている田園調布のようなところでは、道路や公園・水路等公共用地も含めて、市街地の人口密度は一平方キロで約一万人です。


少し密度を高くして4~5階建の集合住宅団地でできた市街地では、市街人口密度は一平方キロ当り2万人を上回るのです。


ちなみに東京23区の人口密度は、一平方キロ当りだいたい1万4000人くらいです。

東京湾とは何か 3

一平方キロ当り2万人として計算すれば、200平方キロの埋立地には400万人の住宅をつくることができます。


それくらいの膨大な広さの埋立地が東京湾にあるわけです。


羽田空港の近くの埋立地にできた八潮の住宅団地は面積が約40ヘクタールで人口が1万8000人です。


したがって人口密度はヘクタール当り450人です。


もっともこれはあくまでも団地の人口密度で市街地の人口密度ではありません。


倉庫や工場用地もふくめた市街地として、この集合住宅でできた都市を考えれば、団地人口密度のだいたい七0%程度まで都市密度は下ってきます。


それでもヘクタール当り300人、一平方キロ当り3万人ということになります。


したがって、一平方キロ当り2万人の人口密度は、比較的緑地を多くとった、望ましい集合住宅市街地を意味するのです。

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